【人間関係編】公務員vs民間企業

「公務員と民間企業、結局どっちがいいんだろう…」

 

公務員を目指したことのある人、

目指している人、

興味がある人、

転職を考えている人など、

少なくとも1回は抱いたことのある疑問かと思います。

 

私自身、何度か頭の中で考えたことがありますが、結局明確な答えは出ず…

 

そりゃあ、

その人の年齢や現在の仕事、

家庭の状況等様々な側面によって

答えも異なってくるかと思います。

 

ではなぜ、ここに書き起こそうと思ったかというと、

双方の実態を知った私だからこそ、伝えられる生の声があるのではないか

同じ悩みを抱いている人の力になれることがあるのではないか

と考えたためです。

 

本記事が読者様にとって、

同様の疑問を抱いた際の思考整理における判断材料になれば幸いです。

 

では、両者を比較検討するにあたり、

まずはどのような側面で比較すべきかをざっと洗い出してみました。

  • 働き方

  • 人間関係

  • 休み

  • 給与

  • 転職のしやすさ

この5つの観点から、公務員、民間企業それぞれの特色をお話できればと思います。

今回はその中でも「人間関係」にスポットを当てていきます。

人間関係編

公務員

まず、公務員である場合、
所属している自治体や官公庁の職員数が、
自分が職場内で関わる人の最大値となります。

もちろん、近隣市交流や県外派遣など特例はあるものの、
基本的な考え方としては所属している組織の母数が最大値と考えてよいでしょう。

よって、自らが検討している自治体等があった場合は、
そこに所属する職員数を調べてみてください。

職員数は自治体や組織の規模によって大きく異なるため、
小さい市区町村で働くのか、県庁や中核市で働くのかは
人によって好みが分かれる部分になります。

これは、民間企業と違い、
公務員は転職する人が極端に少ないため、
意外と大事な観点となります。

というのも、公務員として働く限り、
基本的に周りの人間は定年まで一緒です。

嫌いな人がいても、
関わりたくない人がいても、
一目惚れした人がいても、
一度付き合って別れた人がいても…笑

基本的にその人が定年退職するまで
(または自分が退職するまで)
一緒なのです。

人事異動が数年おきにあるため、
同じ部署で働く可能性は低いものの、
毎日庁内ですれ違ったり、
たまに問い合わせの取次で電話で話したり、
噂話を耳にしたりは日常的にあります。

このあたりは悪いように聞こえてしまうかもしれませんが、
もちろん良い面もあります。

それは、幅広い人間関係を長期的に築くことができる点です。

一つの部署においても、
部長や課長などの50〜60代の人から、
係長や主査などの中堅層(30〜40代)、
新人である20代など大体バランスよく配置されます。

そして、それぞれに横のつながり(同期や部活動など)があり、
部署内の誰かと仲良くなると、芋づる式でその人の仲の良い人ともなれたりもします。

例えば、Aさんの部署内での仕事ぶりが評価されると、
それをよく思った先輩が同期の集まりなどで
「Aさんすごいがんばってるよ。
仕事も早くて正確だし、窓口対応も丁寧で頑張ってるんだよな〜」
などと、噂話は知らないところで広がっていきます。

これは民間企業でも同じでは?
と思う方もいるかもしれませんが、
公務員の場合、この積み重ねが何十年にもなるため、
軽視してはいけません。

大卒で入庁して定年まで働くとなると、
約40年間の積み重ねになります。

自分が人事異動で新たな部署に異動したとしても、
異動先の人たちの中には何かしら業務で関わったことがある人だったり、
飲み会で少し話したことがある人だったり、年数を重ねれば重ねるほど、
何かしら事前の情報があった上での関係構築となります
(全くの新しい人との交流ではなくなります)。

そうやって、幅広い人間関係を長期的築くことができるのは、
公務員を転職した私だからこそ強く感じている公務員のメリットになります。

信頼できる仲間と働き続けることは、
自らの仕事へのモチベーションにもつながりますし、
やりがいにもなります。

(逆のパターンももちろんありますが、ここではあえて触れないで進めさせてください。笑)

ちなみに、飲み会の話が出たので少し触れておくと、
飲み会の頻度は民間企業に比べると多い印象です(部署にもよりますが)。

ただし、機会が多いだけで、
参加を強制されるようなことは減ってきているのでご安心ください。

出社が原則、幅広い年齢層の人と長期的に付き合う必要があることから考えると、
飲み会が多くなるのも自然なことのように感じますね。

民間企業

公務員と大きく異なる点でいうと、
人の入れ替わりが激しい点にあります。

これも、企業によって異なるという前提のもと話させていただきますが、
今の時代、一つの企業で定年まで働く、という考え方はだんだん減ってきています。

人間関係が嫌で転職する人、
結婚や出産を機に転職する人、
ステップアップやキャリアチェンジのために転職する人、
様々な理由から転職することが珍しくない世の中になってきました。

また、業務委託の方やアルバイト、パートタイムの方を
雇っている会社の場合はなおさら人の入れ替わりが激しくなります。

別れもあれば、新たな出会いもあります。

公務員と違い、転職入社者の経歴も多種多様で、
様々なバックグラウンドの人と関われるのは民間企業のメリットになります。

私自身、新しく転職してきた人には、
前職での経験や働くことへの動機づけなど、
色々とお話を伺う中で日々刺激をもらっています。

(ただ、どちらかというと、私自身の経歴のほうが珍しいため、
聞くことより聞かれることのほうが多かったりもします。笑)

また、飲み会の観点でいうと、
民間企業の方が仲の良い近しい人同士で集まることが多い傾向にあります。

年齢層でいっても、比較的近しい年代の人同士で集まって飲むことが多い印象です。

最近ではリモートワークも普及してきているため、
コロナを機に典型的な飲み会が減ったのは
民間企業のほうが影響が大きかったのでしょう。

まとめ

私なりにまとめると、

人間関係の観点において、

公務員に向いているのは、
幅広い人間関係を長期的に築く
ことを楽しめる人。

民間企業に向いているのは、
人の入れ替わりが激しく、新たな出会いの機会に恵まれている
ことを楽しめる人。

となります。

 

また、私の経験や時間を使って少しでも皆様に還元できればと思い、ココナラを使ったオンライン相談も始めています。

興味を持っていただけた方は以下のページよりご確認いただければと思います!

 

それではまた!
読んでいただきありがとうございました。

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