公務員になりたくてなった私が、なぜ転職したのか

公務員になりたくてなったのに、なぜ転職したのだろう…

 

今回はそんな素朴な疑問に、私の実体験ベースでの経験談をまとめていこうと思います。

 

1.将来への不安

公務員として働き出し3年が経っただろうか。

振り返ってみると、自分が思い描いていた公務員生活とは良くも悪くも大きく異なっており、予想以上に大変ではあったものの、思っていた以上にやりがいを感じて働くことができていた。

幸いにも同僚に恵まれ、頼れる上司、信頼できる先輩、馬鹿騒ぎできる同期など、人間関係には困っていなかった。

むしろ休日含め、とても楽しんでいたように思う。

ただ、将来のことを考えたときに、

自分はこの先10年、20年、この仕事を続けていくのか、

そのイメージが湧かなかった私は、
将来のことを考えると焦燥感に駆られた。

そもそも私はなぜ公務員になったのだろう。

一番の目的は多くの人の役に立ちたいから。

そして二つ目の目的には、幅広い知識、経験を積みたかったから。

一番の目的は達成できていたが、二つ目の目的はどうだろう。

毎年自己申告制度を使って異動希望を出しているものの、一度も異動はできていない。

周りの同期は続々と異動していく。

いったい私はいつ異動できるのだろう…

年々この焦燥感は大きくなってきた。

2.異動へのジレンマ

私が公務員を目指した理由の一つ、

「自分では選択しないような、幅広い社会人経験を積みたい」

税金関係であったり、
戸籍関係であったり、
まちづくり、観光、生涯学習、
多くのことに興味があり、
多くのことを経験してみたいと思っていた。

これは人事異動前提での考え方であり、
早くて3年、長くとも5年ぐらいで異動するだろうと安易に考えていた。

しかし、実際に入庁してみると、
配属から1年で異動する人もいれば、
10年以上同じ部署にいる人もいた。

毎年3月末の異動発表。

さすがの私も、最初の1-2年は、
まだ何も貢献できていない状態で異動するのは申し訳無さを感じていた。

だが、
3−4年目になってくると、
だんだんと焦燥感に駆られてきた。

私はいったいいつ異動できるのだろう。

下手したらこのままこの部署に10年いることもあるのか…

ここにきて自分の将来設計が、
人事異動という自らの意志では動かすことのできない、
「神の一声」に委ねられていることに気づく。

自己申告書に記入しようが、
面談で上司に伝えようが、
異動する可能性もあれば、
異動しない可能性もある。

もしかしたら来年異動かもしれないし、
それは5年後かもしれないし、
10年後かもしれない。

自らの将来が「神の一声」に委ねられている現状に、
いてもたってもいられなくなった私は、
「転職」という2文字を現実的に考え始めた。

3.内定が出てから悩めばいい

人事異動へのジレンマを抱えていた私は、ひとまず転職活動を始めることに。

というのも、転職すると決意したわけではなく、以下の言葉をSNS上で見かけたからである。

「悩むのは内定が出てからにしましょう」

「内定が出て、条件をすり合わせて、その時点で本当に転職したければすればいい」

「内定を断ることは悪いことではない」

 

そう、転職活動したからといって、必ずしも転職できるわけではない。

最終的に転職するか否かは自ら選択することができる。

幸い、いまはプライベートでも時間を取ることができる。

であれば、やらない理由が見当たらなかった。

まとめ

私は上記の流れで転職活動を始め、結果的にご縁があった会社に転職することになりました。

最終的な決断の際にはとても悩みましたが、今となっては転職してよかったと思えています。

もし公務員からの転職に迷われている方が読んでくださった場合、伝えたいことは1つ。

まず、転職活動を始めてみましょう。

 

悩むのは内定が出てからで遅くありません。

内定が出て、条件をすり合わせて、その時点で本当に転職したければすればいいのです。

内定を断ることは悪いことではありません。

転職活動に思い立った方は以下ページもご参照ください。

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以上、今回も読んでいただきどうもありがとうございました。

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